2007年 4月 1日 (日)
前記のように、同じように見えますが、重さが違います。右のオリジナル本は350グラム、復刻本は450グラムです。
復刻本の、箱のとじ糸を内から留めておる○紙は一回り大です(他の復刻本の留紙との共用のようです)。
オリジナルの箱内には定価を印刷した小片か貼ってあります(当時の定価1円90銭)。
復刻本の箱にも、[精選 名著復刻全集 近代日本文学館]と明記あります。
奥付けでも、印の場所が若干、異なりますが殆んど一緒です。
復刻本には欄外下スミに[精選 名著復刻全集 近代日本文学館]と記してあります。
オリジナルの背は少々スレあとありますが、本の表紙は殆ど変わりがありません。
復刻本の箱の角に丸みがついています。
谷崎潤一郎「春琴抄」の創元社、昭和8年刊行の初版は美しい装丁本です。黒の漆塗りの表紙に金筆文字タイトルは著者の装丁によるものです。近代日本文学館の名著復刻全集の1冊として復刻もされています。比べて....
名作自選・日本近代文学館(昭和47年刊)の別巻には川端康成「眠れる美女」原稿の172枚枚の復刻があります。クロス装の箱に収まっています。
|