水晶振動子の用途 Crystal

 ◎腕時計には一般的に32.768KHzの小さな水晶が使われてます。抵抗やコンデサーを使った回路にても32.768KHzの発振回路をつくれます。それでも、あえて水晶の両端に電極をつけただけの、水晶振動子を使う理由はどこにあるのでしょうか?。その答えは、水晶振動子の性質にあります。温度の変化に極めて強いからなのです。
 ◎水晶振動子は水晶原石をカットしたスライス片の両面に電極をとりつけた構造ですが、原石カットの厚さにより任意の周波数が得られます。また原石カットの角度により、あらかじめ製品の温度特性が決定されます。より温度精度の良い水晶振動子を製造するには、あらかじめカット精度の良いスライス片が求められます。とはいえ、カッティング技巧にも限界があり、カット角度のみ追究していては効率が上がりません。製品コストを保つ上で、それぞれの製品の用途仕様にマッチした温度特性のスライス片が用意されます。
 ◎さて、時計に利用される水晶振動子の精度が−10℃〜+60℃にて±10ppmでありますと、最悪の状態にて100万分の10の誤差しか生じません。もっとも、−10℃や+60℃の温度が一年中続く分けではありません。水晶振動子の温度特性図を参照していただければ、常温を中心にして温度の上下により逆曲線を描く水晶震動子の温度特性が、いかにも私たち日常の生活環境に敵したものか、お分りいただけることでしょう。
 ◎ラジオ・テレビ電波の送信やコードレス電話、携帯電話、ポケット・ベル、タクシー無線などの無線機器にも利用される水晶振動子ですが、カラー・テレビ、デジタル表示製品などの電気器具などにより、一般家庭にてもずいぶんと利用されております。最近では、検査、検出用にセンサーとしての利用も盛んです。
 ◎コンピューター、パソコンなど未来志向型機器のCPUクロックに、原始的なままの水晶原石が必要不可欠なんですから、自然のパワーは無限なのかも知れません。

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